『学生特撮サークル&キャラクター図鑑』 第2回は立教大学特撮愛好会さんに伺い、インタビュー取材をさせていただきました!

新聞怪獣カミラ

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宇宙から飛来した液体状の未確認生物と、新聞に取り付いたマイナスエネルギー(負の感情)から生まれた怪獣、それが新聞怪獣カミラだ。「原因は偏向報道や社会に対する怒り」「日々捨てられてしまう紙の怨念がこめられている」などの説があるが、まだ明らかにはなっていない。等身大サイズ(170cm程度)の第1形態から大量の新聞を身体に組み込み続け、50m、100m……と、際限無く巨大化していくのが特徴だ。ちなみに最初に存在が確認された場所は上板橋である。
果たしてこの怪獣に人類はどうやって決着を付けるのか……?

立教大学特撮愛好会

【活動拠点】
立教大学 池袋キャンパス(東京都豊島区)・新座キャンパス(埼玉県新座市)
【活動内容】
自主映画製作・特撮作品の鑑賞会

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―『カミラ』の企画にまつわるお話をお願いします。

まずは成りたちについてからお話します。
去年の夏頃に『自主製作映画を作りたい』という動きがあったのですが、お金の問題でしっかりとしたスーツを作れずに行き詰ってしまい「タダで、ほぼ0円で」怪獣を作ろう、となりました。(2012年ごろにも)ヒーローを作ろうという流れもあったのですが、調べてみるとお金がかかりそう……といった諸事情もあり。

その時に何種類か「葉っぱだけの怪獣」「木くずだけの怪獣」みたいに候補を挙げていって、その中に「新聞怪獣」があったのが始まりですね。
当時の設定としては「新聞系列のブラック会社に勤めていたら自分が新聞怪人になってしまった」というものでした。当初は元人間の設定だったんです。

その企画が一度立ち消えて、2016年の4月頃からそれを復活させた企画が『カミラ』です。最初は怪人が巨大化する、という話もあったのですが、純粋に巨大怪獣への憧れがあり怪獣という形になりました。新聞でヒーローも難しいかなという事情もありますね(笑)。

img_3087―デザインや製作時の裏話はありますでしょうか?

モチーフとしては『ネオ・ウルトラQ』に登場した『ファルマガン』がまず挙げられます。恐らく予算などの制約がある中で生み出されたファルマガンのスーツから、インスピレーションを得て作りました。とにかくお金をかけずに、というところからスタートしています。

新聞はメンバーの家から持ってきて、段ボールは近くのスーパーから貰ってきて……。テープを大量に使うので毎回(撮影の度に)300円程度かかっているのですが、現段階での予算は1500円程度です。

実は個人的に製作していたプロトタイプの第0弾・第1弾もありまして……。今の企画とは直接関係は無いのですが、段階的に製作しています。

―立教大学特撮愛好会さんの歴史や活動について教えてください。

4年前の2012年からありました。元々は特撮を見て楽しむという目的があったのですが、作ってみるのも楽しいよねという。
一度は特撮愛好会を解散しようという動きもあったのですが、ゼロから人を集めてポスターを貼ったりして、2016年からは未公認団体としてまたスタートしました。
今の活動としては特撮作品の鑑賞会をしたり、池袋キャンパスの近くにある「KAMEN RIDER THE DINER」に行ったり、『ウルトラマンフェスティバル』のようなイベントがあったらみんなで行ったりしています。

今の活動は10月の文化祭に向けてやっています。創設初めての出展です。ジオラマやスーツの展示も行います。記念写真を撮ったりできるようにする予定です。
活動頻度は月2回程度ですが、これからはペースを上げて活動していきます。

―田口監督の自主監督映画選手権についてはどういったスタンスで参加を予定しているのでしょうか?

完成したらYouTubeで公開する、くらいで当初は考えていました。カミラのツイートを(自主監督映画選手権のアカウントに)リツイートしてもらって反響があり、こういうのがある、ということを知って参加を決めました。あくまで映画が完成した時の目標ではありますけれども……。

―サークルでの鑑賞会について詳しく教えてください。

最近見た作品は『仮面ライダー鎧武』の映画や『帰ってきたウルトラマン』みたいな昭和特撮、『仮面ライダーZO』『ウルトラマンガイア』などなどですね。
サークルでは仮面ライダーみたいな等身大作品が好きな人が多いのですが、『カミラ』の製作者は『ULTRAMAN』みたいな作品が好きなので怪獣映画を企画した、というのはあります。

―団体としての今後の目標などはありますでしょうか?

まずは存続して欲しいです。毎年滅亡の危機に瀕しているので。今年もなんとかサークルとして認められて、ポスターを貼ったりして……という形でやっています。
ゆくゆくは人が増えて、後輩の誰かに立教のご当地ヒーロー・立教戦士や立教怪獣を作って欲しいです。蔦とレンガや紫色の要素を取り入れたりして。これは目標というよりは夢に近いですね。

―読者の方に伝えたいことを教えてください。

やる気を出せばお金は関係なく特撮を作れるよ、ということをお伝えしたいです。まだ映像になってはいないので特撮とは言えないのですが、お金をかけずに特撮を作っているので……。まずは手を動かして欲しいです。カミラのことを知って、「自分でも出来るんだ」「自主製作やってみたいな」と思ってくれる方がいれば嬉しいです。

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「新聞紙」と「工作」の繋がりということで、怪獣同盟の怪人『ヴァークロウ』とも記念写真を撮ってもらいました!
ありがとうございました!

【立教大学特撮愛好会 イベント情報】
・St. Paul’s Festival
10/29(土)と10/30(日)の文化祭(池袋キャンパス)ではサークル初の映画上映会やジオラマ展示を出展!
カミラの映像やスーツを見ることが出来ます!