日藝特撮部(八秒戦士ニチゲリヲン)

『学生特撮サークル&キャラクター図鑑』最終回の第8回は日藝特撮部さんに伺い、インタビュー取材をさせていただきました!

八秒戦士ニチゲリヲン

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「クリエイション!」という掛け声と共に、日本大学芸術学部の学生らが時計の力で変身する戦士だ。
映画学科を象徴し「フィルムに映る情熱の炎」と名乗る『ニチゲリヲン1号』が現在確認されている。どうやら2号、3号も存在するらしいが……?
1号の能力は八秒間限定で超スピードで動くことができる。『サントコ』『アソブンゲイ』など、日芸生を怠惰に引きずり込む怪人たちとキャンパス近辺で戦っているぞ!

日藝特撮部

【活動拠点】
日本大学芸術学部 江古田キャンパス(東京都中野区) ・所沢キャンパス(埼玉県所沢市)
【活動内容】
ヒーロー・怪人・怪獣の着ぐるみ制作、芸術祭での作品上映・パフォーマンス・特撮関係者を招いたイベントの運営など

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―ニチゲリヲンの企画意図や裏話について教えてください。

1年前(2015年)の文化祭で映像作品を公開していた時に、小さい子もかなり来てくれていたんですよ。でも、その年の上映会はヒーローが出てこない作品ばかりだったので、「ヒーローが出てこない」という退屈そうな子供の声を隣で聞いてしまって。象徴としてのヒーローは必要だなと。当時は趣向を凝らしてあえて大人向けの作品を作っていたのですが、自分としてはヒーローを作りたい、という思いがあってニチゲリヲンを作り始めました。

cimg0512―映像作品『八秒戦士ニチゲリヲン』のシリーズはどのようなものになっているのでしょうか?

各学科になぞらえたワードがちりばめられていて、映像学科の1号には「オールアップだ!」とか、そういうワードをちりばめています。
1号編は説明重視で楽しんでいただくためのものになっているのですが、11月公開の新作では変身前から本格的なドラマやバトルを撮るというのに重点を置いていますね。「なぜ彼がニチゲリヲンになったのか」というきっかけを最初から描いています。

―敵怪人についてはどのような設定なのでしょうか?

怪人側も1号編でも新作でも日芸生にまつわるネタで固めています。
既に公開している1号編怪人の名前は『サントコ』といいます。2年生までに所沢キャンパスでの必修単位を取りきれなかった人が3年生になっても所沢に通う、サントコというシステムそのものを表しています。

対するヒーローたちは「本当にそれでいいの?」と一石を投じています。必ずしも遊ぶことが悪いことでは無いんですけどね。遊ばないとわからないこともありますし。どこの大学もそうだと思うんですけど、「1限に起きられない」とかあるじゃないですか。仏の顔も三度までという言葉があるように、「そろそろやめておけよ」というラインを超えたらヒーローが諭すという形です。

ちなみに部長と副部長はともにサントコです(笑)。

cimg0482-2―技術的にはどのように作られたのでしょうか?

合皮(3・5・7mm)とウレタンで、厚さを利用して凹凸を作ったり…という形で作っています。実はシンプルです。とはいえ合皮貼りは近年では初めての試みで、当時の1年生(2016年現在の2年生)が中心になって、OBの方からノウハウを聞きながら作ってくれました。2体目の新作キャラクターの制作時にはだんだん慣れてきて、1ヶ月以内で完成しましたね。8月頭に作り始めて、撮影が8月25日からでした。

―特撮部での普段の活動について教えてください。

毎週木曜日に江古田キャンパスで部会を開いています。その中で映像鑑賞会や、制作に関する会議をしています。不定期でアクション練習や造形講習を挟んだりもしています。
普段の活動は映像制作が主です。芸祭や春祭(5月の新入生歓迎行事)で見せるための作品を撮ったり考えたりしています。

―ヒーローショーではどんなことに挑戦したりしましたか?

ショーは春祭の時期に今年やりまして、「完パケ」方式に初挑戦しました。音やセリフを最初に録って、本番ではそれに合わせて動く方法です。今までのショーでは本番中に音を打ったりBGMをその場で流したりしていました。これで技術的にはどちらの方法も出来るようになりましたね。

1年生にアクションが出来る子がだいぶ増えてきて、今アクション練習を増やしたりしています。映像とかヒーローショーとかが増えていけば色々幅が広がるかな、と。良い兆しが来ていますね。今年の開会式・閉会式でもその実力を発揮できる、と信じています。

―特撮関係者の方を招いたイベントについてはどんなことをやっているのでしょうか?

今年には80年代・90年代の戦隊ヒーローの方を招いたトークライブをやります。ここ最近は2年に1回、1年おきに開催していますね。
一昨年(2014年)は坂本浩一監督と小林雄次さんを、その前(2012年)はキカイダーの伴大介さんとハカイダーの飯塚昭三さんを招いてイベントを行いました。

今の部長が戦隊OBの方のイベントによく行くので、「もっと色々な人に知ってもらいたい」という思いから今回企画をしました。
お客さんからも質問を事前に募集したり、歌のショーをやってもらったり、生の変身ポーズを見られたり、という企画を現在考えています。番組放映当時の写真上映なんかもやりたいです。「特撮が好き」「俳優さんが好き「歌が好き」と色々な人が来場すると思うので、どんな人でも楽しめるようなイベントにしたいですね。

―団体としての今後の目標はありますか?

今回の取材の件もそうですけど、もっと外部に出るってことが目標だと思います。今まで門外不出みたいな性質が強くて。映画を制作しても全然公開しないとか。どんどん外部の人にも知ってもらいたいですね。
あと、外部の人との交流も増やしたいですね。イベントに行ったことが無いとか、身内だけで楽しんでいる子が多いので。悪くはないですけど、さほど良いことでもないと思うので。

色々な楽しみ方があることを知って欲しいです。外部に広く知ってもらって、自分たちからも近づいていくことが大事だと思いますね。外から声があった時は出来る限り応えていきたいです。

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―最後に、読者の方にアピールしたいことをお願いします!

11月3日はイベント、4日はグリーティングを、5日は上映会をやっています。開会式・閉会式でもショーをやるので、かなり盛りだくさんの内容になっています。

Twitterでも写真などなどの関連情報を流しているので、是非フォローして欲しいです。
実は個別のアカウントでニチゲリヲンもTwitter(@nitigeri_won)をやっているので、よろしくお願いします。

【日藝特撮部 イベント情報】
・日本大学芸術学部芸術祭(勝手に三賀日)
11月3日(木)~11月5日(土)の芸術祭(江古田キャンパス)にて出展!
開会式・閉会式にニチゲリヲンが出演するほか、3日には「レジェンドヒーロー90’s 歌謡&トークショー」を、5日には映画上映会を開催!
詳しくはTwitter(@tokusatubu)をチェックだ!

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