「人の心の闇光、引き寄せ繋げた機械のカラダ…
電磁危械アーグネット!!」
2017年早稲田祭にて初めて現れた機械戦士。磁力を自由自在に操る能力を持ち、それにより発生させる電撃で早稲田戦士の前に立ちはだかる。
ARMS (武器)とMAGNET (磁石) を合わせた「アーグネット」という名の通り、多種多様な武装を使い分けるのが特徴。その武装数は歴代怪人の中でもトップクラスであり、それらに磁力と電力を組み合わせることによって多彩な戦い方が可能となる。
元々は「ネイビーマシン」とだけ呼ばれた意思のない空の機械鎧であったが、タカダノバーバリアン幹部の傀儡子ちゃんに様々な「憎しみ」の心を注がれ、「アーグネット」としての意思を持つようになった。以降は自身に引き寄せ吸収した様々な憎しみ、怨念に従って行動していくようになり、生みの親とも言える傀儡子ちゃんと共に現在は悪の組織タカダノバーバリアンに所属している。
アーグネット初登場:
アーグネット誕生秘話: 小説版早稲田戦士ウイング
〈武装〉
・磁振ナイフ「マッグナイフ」
普段は左肩に折り畳まれて収納されている小型ナイフ。ネイビーマシンであった頃から使っていた唯一の武器であり、最も取り回しが良い。内部の小型モーターにより刀身が超高速で振動しているため、通常のナイフより切断力が格段に増している。磁気をコイル状に纏わせて電気攻撃も可能。
・電磁ガン「アンペアショット」
片手銃。小型だがアーグネットの掌を媒介にアーグネットのメインジェネレーターから直接給電出来るためその威力は極めて高い。
しかし連射機能はなく、命中精度もそこまで高くない。それゆえアーグネットは磁力を用いてその欠点を補っている。
「マッグナイフ」は変形させることでこの「アンペアショット」と合体させることが可能であり、その形態では強大な電撃をビーム状に放てるようになる。全武装の中でも最高の威力を誇る。
・磁波盾「ネオジムシールド」
左腕に装着している小型の盾。周辺に強力な磁場を作り出すことで大抵の攻撃を反発させることが出来るようになり、小型化に成功した。
・磁刀「ガウスセイバー&テスラセイバー」
二振りの長刀と短刀。単体での攻撃力では最も高く、合体させることで薙刀の様な武器にすることも出来る。この剣を使用するモードにアーグネットのシステムが切り替わると、相手の周りの磁力(磁線) が有視界化され、その流れに沿って切り裂くことで与えるダメージを大きくしている。
・最終機鎧「アラゴの装甲」
アーグネットの最後の切り札。胸の装甲が開き、半身の装甲が剥がれたアーグネットの「第二形態」であり「本来の姿」。外装を解き放った際に露出する部分こそが「アラゴの装甲」であり、アーグネット原初の鎧。この形態だと各関節がマグネットコーティングされ、運動性が格段に上昇するが、外装が各所無くなっているため防御力も著しく落ちている。周りに超強力磁界を作り出し、その流れをリニアモーターカーの様に乗りこなし超高速で移動することも可能。
この形態では「ネイビーマシン」だったころの戦い方が無意識に蘇るのか、ナイフを逆手に持ち目の前の敵を高速で全て切り裂く狂戦士スタイルになることが多い。